駐車場の配置をよく考えること
細長い土地に家を建てる場合には、いくつかのポイントを押さえておかないと思わぬ失敗をしてしまう恐れがあります。特に、きちんと考えておく必要があるのが駐車場の配置で、あまり深く考えずに道路と直角に車を停めるように設計してしまうと、実際に使用する際に何度も切り返して車庫入れをする羽目になりかねません。運転が得意な方であれば問題ないかもしれませんが、そうでない方にとっては車に乗るたびに余計なストレスに苛まれることになってしまうでしょう。細長い土地は道路に接している幅も広くはないので、もし駐車場を設けるのであれば、出し入れがしやすいようにある程度余裕を持った広さにするか、道路に向かって斜めに出入りできるような配置にするといった工夫をする必要があるのです。
建物は奥行きを活用すること
細長い土地に建てる家は、どうしても幅が狭く奥行きが長くなりがちです。この奥行きを最大限に活用することが、快適な家を建てるためには何よりも重要になってきます。例えば、玄関から1階の一番奥まで突き抜けた空間を作れば、非常に解放感を感じられる家になるでしょう。逆に、たくさん部屋を作って壁で仕切ってしまうと、閉塞感を感じやすくなってしまい、暮らしにくい家になってしまいかねません。そのような残念な結果にならないためにも、なるべく視界を遮る壁などは少なくして、室内に光や風が通りやすくすることを心掛けるようにするとよいでしょう。また、場合によっては2階部分まで吹き抜けにして解放感を演出するというのも一案です。
狭小住宅が増えている現在。間口は狭く奥行きが長い家も増えてきました。細長いの家は工夫次第では個性的な生活空間を実現することができます。広い空間を作って快適な生活ができるでしょう。